スタッフBLOG

2020.01.28更新

みなさんこんにちは看護師の渕瀬ですnico

まだまだ寒い日が続いていますが、飼い主さんもペットちゃんも体調を崩されたりしてないでしょうか?

寒いのが苦手な私は早く暖かくなってくれるのを待っていますd(●・ω・)b゙

寒い時期にはワンちゃんやネコちゃんの下部尿路疾患(尿道や膀胱に関する疾患を総称して呼びます)が増えま

en

中でも多いのは膀胱や尿道に砂や石のような物質がたまってしまう尿路結石症(尿石症)・膀胱炎という病気が

あります

できた結石で膀胱が刺激されて傷つき、痛みが出たりおしっこがしにくくなったりします

尿道に結石が詰まり、おしっこが全く出なくなると非常に危険で命にもかかわってきます

猫に多い特発性膀胱炎(結石や尿路感染症など見られない原因がよくわからない膀胱炎)は再発を繰り返すこと

もあります

膀胱炎の投薬治療に加えて、飲水量を増やすように配慮されたフードを活用したり、ストレスを少なくすることが必要になります

 

尿路結石・膀胱炎が疑われる症状としては・・・magnifier

 

pencil1頻繁におしっこに行く

pencil1トイレにいつもより長くいて、少量ずつしかおしっこがでない

pencil1トイレ以外の所でもおしっこをしてしまう

pencil1おしっこが濁っている

pencil1おしっこに血が混じっている

pencil1おしっこが全く出ない

pencil1おしっこをする時に痛そうになく

 

などがあります

 

尿路結石には成分によっていろんな種類がありますが、代表的な結石としてストルバイト(リ

ン酸アンモニウムマグネシウム)結石とシュウ酸カルシウム結石があります

猫の尿路結石の主な原因は・・・

magnifierおしっこの量が少なくなる(濃くなる)

magnifierおしっこ中のミネラルなどの量が増える

magnifierアルカリ性のおしっこ

 

犬の尿路結石の主な原因は・・・

magnifier細菌感染

magnifierおしっこの量が少なくなる(濃くなる)

magnifierおしっこ中のミネラルなどの量が増える

magnifierアルカリ性のおしっこ

です

治療としては内科的に溶かすことのできない場合や結石が大きくなってしまった場合は手術で

取り除くことがあります

細菌感染している場合は抗生物質の投薬

下部尿路疾患用のフードでおしっこの状態を整える(ストルバイト結石の場合はおしっこの

PHを整えることで結石を溶かす)

glitter2おしっこのPHの値が高いとアルカリ性、低いと酸性

おしっこのPHは尿検査で調べることができます

皆様のワンちゃんやネコちゃんも下部尿路疾患にならないように注意してあげてください(*'U`*)

 

 

 

 

 

投稿者: ふじさき動物病院

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