皆さんこんにちは看護師の渕瀬です。( ´艸`)
まだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
今回は下痢についてお話しようと思います。
下痢にも様々な原因が考えられます。
代表的なもので・・・
〇消化吸収不良
急激にフードを変えてしまったことや食べすぎ、消化酵素が少ないなどで起こる。
〇ウイルス・細菌
パルボ・ジステンパーなどのウイルスに感染すると嘔吐や発熱を伴う下痢を引き起こす。
〇毒物・薬物
殺虫剤や殺鼠剤、鉛、ある種の植物などを口にして中毒を起こすと下痢になる。
※状態によっては、至急病院で処置が必要になることもあります。
〇アレルギー反応
食べ物の中に含まれる特定のたんぱく質に対してアレルギー反応を起こして下痢することがある。
〇寄生虫
小腸や大腸の中に寄生虫がいると下痢を起こすことがあり、寄生虫が長い間いると下痢が長引いて栄養状態が悪くなります。
便検査を行い、寄生虫がいる場合は駆虫薬を使用して寄生虫を駆除する。
〇ストレス
ペットホテルに預けたり、トリミングに行くなど環境の変化によってストレスを受けて下痢になることもあります。
<下痢の時の食事管理>
下痢の時は、消化管に対して負担・刺激を少なくする食事を与える!
フードの影響による下痢はとても多いので、まずは食事の管理で下痢がおさまる場合があります。
下痢や嘔吐している場合は、一回食事を抜いて腸を休ませてあげることも大切です。
嘔吐があった場合は食事を抜いた後欲しがるようであれば一日給餌量2~3割の、嘔吐がない場合は4~5割量の食事を複数回に
分けて消化管に負担をかけないようにしてあげることが大切です。
食事を食べないからと普段食べたことのないものやおやつなどを与えると下痢が酷くなることがあるので注意しましょう!
調子が良くなってきて食事の量を増やす場合は、一気に増やすのではなく徐々に(今日が2割量なら明日は3割量のように・・・)
食事の量を増やしていき元の量にしていきます。
食事の管理を行ってもずっと下痢が続いたり、酷くなるようであれば一度診察にお連れください。
便検査をご希望される方は当日の新鮮な便をご持参いただければ検査を行うこともできます。
(※ペットシーツやテッシュペーパーなどに包んでしまうと便の性状によっては検査ができないこともあります)