スタッフBLOG

2014.05.27更新

こんにちは。獣医師の小林です。

だいぶ暑くなってきましたねsun
今回はこれからの時期増えてくる外耳炎について少し詳しくお話ししたいと思います。

外耳炎とは外耳 (下図)に炎症が起きる(紅みがでて痒みや痛みがでる)ことで頭を振る、耳を掻く、地面に擦り付けるなどの症状がでてきます。独特な臭いが出てくることも。
特に外耳道の耳道壁に炎症が起きている場合が多いですflair



さて、外耳炎ってなんでなるのでしょうwobbly


club外耳炎になる可能性がある要因club
◎犬種的になりやすい
 ・アメリカンコッカースパニエル 柴犬 ヨークシャテリア 
 ・垂れた耳の犬種
:→この子たちの場合は定期的なケアーが必要なこともあります。

◎高温多湿の環境や不適切な耳のケアーによるもの
→これから梅雨の時期!注意が必要です。
耳のケアーは後ほど。

◎耳の中に植物の破片など異物が入ってる状態やポリープなどできものがある

◎アレルギーやアトピー、ホルモン異常などの疾患をもっている
→:耳の壁も構造は皮膚とほぼ同じです。体のかゆみと連動していることがあります。



このような要因の上に、菌やミミダニなどが繁殖することで外耳炎になります。
怖いですね・・sad

なので、その子その子で外耳炎の治療やケアーの仕方が変わってきます。

外耳炎を放っておくと、耳道壁が腫れ、厚くなり、ひどい場合には耳の穴がふさがってしまう場合もあります。
また、耳血腫や中耳炎、内耳炎の原因にもなります。状況によっては手術をしなければなんてことも・・・・crying

そうならないためにも気付いた時に「耳垢たまってないかな」、「変な臭いしてないかな」と気にしてあげるのが一番ですよねgood

もし、痒みがありそう、耳を気にしてる仕草などあれば早めに病院へご来院くださいねsign01

次回は耳のケアーについてお話ししたいと思います~smile

投稿者: ふじさき動物病院

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